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2010年8月 5日 (木)

子ども達の笑顔を見るためのこだわり

子ども達の笑顔を見るためのこだわり
私が昨日買ってきたマンガ雑誌です。少年マガジン、少年サンデー、りぼん、なかよし、ちゃお、コロコロコミックの6冊。

少年マガジン、少年サンデーは、普通に自分で読むためのもの。りぼん、なかよし、ちゃお、コロコロコミックは、私がやっているボランティアのための資料です。どちらにしろ、すべて私が読みます。

マンガ好きな子ども達の為に、マンガに関するクイズの大会を開催していて、その問題を考えるための資料です。

最初は少年ジャンプなど普通に自分達が読んでいる漫画雑誌から出題していました。しかし、小学生だと、アニメ化されて放送中のワンピースやNARUTO以外は全く分からない子がほとんどで、クイズ大会として成立しないことが第1回大会で分かりました。

そこで、マンガ好きの小学生が読むマンガをリサーチしてみたところ、男の子はコロコロコミック、女の子はちゃおとなかよしが基本だと分かったのです。自分の子ども時代を振り返ってみると、そういえばジャンプデビューは高学年になってからでした。

以来、年に一度のマンガクイズ大会が近づくと、児童向けマンガ雑誌を3ヶ月分くらい自腹で買って、きちんと全部読み込んで、マンガを読んでいるよい子だけが答えられる問題を必死で何十問も考えるのです。

ちなみに、小学生は男の子と女の子で読んでいるマンガの文化が全く違うので、ボーイズ問題とガールズ問題を分けてつくって、回答する子どもが自分で選べるようにしてあります。

例えば、去年私がつくったボーイズ問題だと、

四択問題:「ぼくはガリレオ」で神様学校に侵入した悪魔学校の生徒の名前は?

A ゴーギャン
B ミケランジェロ
C ドラクロア
D ダヴィンチ

ってな感じです。

試しに近くの小学生男子に出題してみてください。コロコロを読んでいる子なら、簡単に答えてくれると思います。答えはDのダヴィンチです。

ガールズ問題だと、

四択問題:「くるるんっ☆りえるチェンジ」で春日りえるが変身に使う道具は?

A ペペルトポロン
B クルリンコール
C くるるんハートタッチ
D くるるぎすざく

みたいな感じで、もしそのマンガを知らなくても、その他の選択肢が他の有名マンガのキーワードなので、消去法で答えられるみたいな工夫もしています。答えはCのくるるんハートタッチです。

こうした問題を出すと、子どもは自信満々で答えます。まわりで見ている大人が手も足も出ない問題に、子ども達だけが軽々と答えられるのです。こんなに痛快なことがあるでしょうか!?

そして、このマンガクイズ大会の日ばかりは、クラスで目立たないようなマンガ好きの子どもが、ヒーロー、ヒロインとして光り輝くのです。その時の子ども達の誇らしげな顔ときたら!

マンガも子どもも大好きな私は、このイベントが楽しくてたまらないのです。

ただし、そんな子ども達の笑顔を見るために、私は凄まじいコストを支払うわけです。マンガ雑誌を買うお金は大したことないのですが、それを全部読み込んで問題をつくる手間ときたら大変です。

特に今年は、去年までは読んでいない子が多いことで出題範囲から除外していたりぼんから、久しぶりに夢色パティシエールというアニメ化作品が出てきたので、出題範囲に含めないわけにはいかなくなってしまったのです。

矢沢あいが看板作家だったりぼん黄金時代を知っている私からすると、りぼんの復権はうれしいものの、作業量が増えて大変だなぁという思いも…。

マンガ大好きな私も、さすがに児童マンガは、心から楽しんで読めるわけではないのです。

ここで、休刊中の男の子向け漫画雑誌コミックボンボンが復活してしまうと、さすがの私もパンクしてしまいます(笑)。

とにかく、子どもを本気で楽しませるためには、大人も本気で準備しなきゃいけません。子どもだましなイベントは、子どもからあっという間に見破られてしまいます。

さぁ!今年の問題も頑張って作るとしよう!

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すごいですね~♪
東大パパさん、たいへんですね~。
でも、こういう努力は子どもを本当の意味で元気にしますよね!!

投稿: 奈緒美 | 2010年8月 6日 (金) 06時47分

>>奈緒美さん
奈緒美さんが虹色教室のブログでよくおっしゃっている、子どもが出来るギリギリの難しさの問題設定の大切さを、私はこのイベントで学びました。

「AとBは絶対違うって分かるんだけど、CとDのどっちだったっけなぁ~。Cかな?いや、やっぱりD!」

みたいな感じで、どうしようどうしようとギリギリのところで悩んでいる子ども達は、それはもう楽しそうなんですよね。

これが、

「うーん…、わかんない。」

で終わっちゃったら、子どもの思い出としてもイベント全体としてもつまらないんですよね。

考えてみると、子ども相手だから問題を簡単にするというわけではなくて、大人相手のクイズ番組でも全く同じです。

答えがギリギリ分かるか分からないかの問題だからおもしろいんです。そこがクイズ作家の腕の見せ所です。

「大人の本気」で子どもと向き合うということは、大人のハードルの高さを越えろと子どもに求めることとは、まったく違うんですよね。

子どもがギリギリ越えられるハードルの高さを、大人ならではの分析力を駆使して、地道な努力も厭わずに観察と調査を積み重ねて、きっちり見極めてやることなんですよね。

そこを勘違いしている大人が多いなぁというか、自分も最初はそこに陥っていたなぁと思います。

投稿: 東大パパ | 2010年8月 6日 (金) 09時30分

特に、私は漫画野郎ではないのですが、確かにコロコロくらいは読んでましたね。また、ボンボンが休刊になっていることさえ知りませんでした。

自信満々に大人を出し抜く感覚。テレビのクイズ番組で親より早く答えた、中学受験の時。そんな感覚が、あったことを思い出しました。

投稿: はなまる@沖縄 | 2010年8月 7日 (土) 15時13分

>>はなまるさん
そうなんです!ボンボンが休刊になってしまったんです。「やっぱ!アホーガンよ!」の強烈な下ネタとか最高でしたよね。ハルク・ホーガンはよく怒らなかったなぁ…。

大人を出し抜く快感は、本当に大きな自信になりますよね。この大会は、もちろん大人の参加も受け付けています。でも、さすがに児童漫画までチェックしている大人の漫画好きはいないので、ガチンコで戦っても子どもが勝っちゃうんです。

しかも、たくさんの観客を前にしたステージ上なので、それはもう気持ちいいですよ~。

投稿: 東大パパ | 2010年8月 7日 (土) 19時53分

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