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2011年3月27日 (日)

被災者の交通手段について具体的な提言

今回の地震で被災したみなさんに、心からお見舞い申し上げます。

わが子の愛おしさを知っている今、子どもたちがたくさん犠牲になったというニュースが、ただ悲しくて悲しくて悲しくて。

一方で、家や家族を失った子どもたちをこれから徐々に襲うであろう巨大すぎる喪失感を思うと本当に言葉がありません。

みんなが再び立ち上がる手がかりを少しでも早くつかむために、私の具体的な提言を書きます。

阪神と東北の大きな違い

阪神淡路大震災と今回の震災の大きな違いの一つが、

「車が無いと何も出来ない地域」

が被災地である点です。このポイントが復興速度のボトルネック(足をひっぱる要因)になるので、対策が非常に重要だと思うのです。

津波が押し寄せる映像、津波が残した爪痕の映像を見て、大量の自動車が津波の被害にあったという認識をみんなが共有しています。

あれだけ大量の自動車が被災地で使われていたのです。自動車が無いと何も出来ないからです。

マイカーは生活必需品

私は基本的にマイカー文化が大嫌いです。限りある化石資源の無駄遣いです。長女が生まれてなお、わが家は自家用車無しで地方都市生活をしていました。バスでイオンに行く話を同年代にして理解不能だという顔をされていました。

しかし、さすがに二人目の子どもが生まれてしばらくしたところで限界を感じて、生まれて初めてのマイカーを購入したのでした。

だからこそ分かります。ほとんどの地方都市において、自動車が無いと何も出来ないのは、紛れもない現実です。マイカーは贅沢品ではなく、生活必需品です。

車庫証明の壁

被災者のみなさんが生活再建のために求めるのは、住宅の次はマイカーです。とにかく動いてくれればいいというレベルの中古車の需要が急増します。

しかし、ここで問題が発生します。中古車を買おうにも車庫証明が取れないのです。

ほとんどの被災者が仮設住宅に住むことになるわけですが、途方もない数の仮設住宅が建つことになるので、そもそも建設用地が全く足りません。駐車場を併設するなんて不可能でしょう。

被災者の生活の足

ここで二つの案を考えてみました。

・駐車場と住居の距離の条件などを緩和する
 or
・公共交通機関を徹底して充実させる

被災者のみなさんは、元々住んでいた場所、駐車場だった場所があるわけです。仮設住宅が建設される場所から遠く離れている場合がほとんどだとは思います。特例措置として、とりあえず建前としてそこを車の置き場として認めてしまうのが一つの手です。

もう一つの手が、ほとんど機能しなくなっていた公共交通網を復活させると腹をくくって、バスなどをたくさん運行させ、マイカーが無くても通勤・通学・買い物が可能な状態を再び作り上げるという手です。

その際には、いわゆる白タクみたいな行為を認めてしまうことが必須だと思います。地域のお年寄りのために、タクシー事業の免許は持っていないけれど、一定のお礼を受け取って病院などに車で連れていってくれる近所のおっちゃんみたいなイメージです。全部をバス会社などでまかなおうとすると絶対に不可能なので。

必要なら復活する公共交通

公共交通網の復活なんて無理だと言う方も多いと思いますが、私は可能だと思います。

公共交通網が無くなっていった理由を突き詰めていくと、必要なくなったからです。でも、被災地には公共交通に頼らざるを得ない人がたくさん生まれましたし、経済が縮小していく中で、エコ意識の高まりの中で、マイカーを持たない持てない人が増えていくのは間違いありません。必要になったから公共交通網が充実していくという、逆もまた真なりという状況なのです。

役所のみなさんが頑張ってくれるはず

現実的には、被災地それぞれの状況にあわせて、こうした対策を組み合わせて、公務員のみなさんが頑張っていくことになると思います。

きっと大丈夫です。

今回の震災で、「公務員」と呼ばれる方の働きぶりの凄まじさに敬意を払うようになった方も多いと思います。

平和な時の公務員は、怠けたいから怠けているわけではないのです。仕事がないから、もしくは仕事らしきものを突き詰めていくと大した意味が無いことに気づいているから仕事していなかっただけなのです。人間なんてみんなそんなもんです。もちろん、平和なときでも意義の大きな仕事はありますし、一生懸命働いている公務員の方がほとんどですが。

一方で、今、公務員のみなさんの前に山積みになっている仕事は、すべてに大きな大きな意味がある仕事ばかりです。みなさんは、少なくとも現場のみなさんは、復興に向けて本当に頼もしい働きをして下さるのは間違いないです。

「頑張れ」より「あした」

今、必要なことは、「頑張れ!」と無責任に声をかけることではなく、少しでも明るい未来への道筋を出来るだけ具体的にみんなで考えることだと思います。

みんなの「あした」を、みんなで照らしていきましょう!

人間にとって、特に、つらい立場に追い込まれた人間にとって、あしたの方向も分からないのに頑張れと言われても虚しいだけですから。

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おひさしぶりです。
こちらでは初めてだったかもしれません。

公共交通機関を充実させるべきというのは賛成です。
不謹慎な表現になりますが、あの被害の状況であれば
従来ではできなかった街の進化ができそうです。
路面電車も有効じゃないかと思ってます。

しかし、単なる再生ではなく、進化を見据えた視点と財源が
政府と自治体にあるかどうかが疑問なところと、
土地の所有権の問題から、安易に道を拡張できない
ところが問題になりそうです。

人とカネをうまく配分して、震災前よりよくなったと
いえるような街にしてもらいたいです。

投稿: 800 | 2011年3月27日 (日) 20時52分

>>800さん
お久しぶりです。コメントありがとうございます。

地方都市、集落における生活の足をどうするかという問題を改めて考える機会なんでしょうね。800さんがおっしゃるとおり「進化」という視点が必要なのだと思います。

土地の所有権の問題については、津波の被害があった上に地盤沈下した土地に再び木造住宅をつくるのかというような問題とも関わってきますよね。

投稿: 東大パパ | 2011年4月 7日 (木) 00時15分

パパさんお久しぶりです。

東北はどうなってしまうのでしょうね…心配しすぎて具合が悪くなってしまいます 苦笑
私は岩手県でも内陸に住んでいるので幸い大きな被害はありませんでした。ですが、小さな娘と二人きりであの揺れを体験して本当に怖かったです…。未だに夜なかなか寝付けずこんな時間にお邪魔してます;

毎日毎日新聞に掲載される亡くなった方たちの名前や年齢を見る度に涙が止まりません。名前の下に0や1の数字…娘と同じ年齢の子供達も沢山亡くなっていて本当に悲しいを通り越して辛いです。

生きている人間が頑張らなくては!と思う半面、私なんかに何ができる…?と落ち込んでしまったり、なかなかうまくいきませんね 苦笑

パパさんのように思ってくださる方がいらっしゃると救われます、と同時にやっぱり公務員は怠けてるイメージもやっぱり0ではないのだなと思いました…。余談ですがうちの主人、実は公務員なんです。普段から帰って来るのは遅くて、今回だって夜中に出て行ったり沿岸に災害対応の応援にいったりしてるんですが、やっぱり風当たりは強いんですよね。
普段暇なんだからこんな時位当たり前と言われちゃいそうですが 苦笑 これで少しでもみんなが頑張っているのが伝わるといいな…なんて思いました。

お話が明後日の方向にそれてしまって申し訳ありませんでしたー;
またパパさんのお話楽しみにお邪魔したいと思います^^

投稿: ゆり | 2011年4月12日 (火) 03時13分

>>ゆりさん
余震が酷いですね。そりゃあ寝付けないですよね。せめて揺れだけでもおさまって欲しいものです。

ゆりさんのご主人は公務員なんですね。お仕事がずっと大変な状況だと思います。公務員の皆さんの不眠不休の働きぶりを見るにつけ、本当に頭が下がります。

「公務員が怠けている」というイメージは、最早そういうお約束だと思います。
東大法学部は公務員養成学校ですから、同級生や後輩も公務員だらけです。彼らがとても頑張っているのはよく知っています。他にも色々と公務員の方とのお付き合いがあって、それはそれは頼りになる方がたくさんいます。一方で、どうにも歯がゆくなる仕事ぶりの方もいました。
どこの職場にも怠け者がいるのは当たり前です。でも、公務員の中に怠け者がいるとみんなが納税者様でございと叩くのは、まあそういうものというか、人間の業だと思います。
今回の震災での鬼気迫る働きぶりを見て、多くの方に公務員のみなさんの頑張りが伝わったと思いますよ。

ただ、通常時は怠ける役目の人が、発災から1ヶ月はそれなりに頑張ってきたけど、そろそろ怠けたくなってきて、そのしわ寄せが頑張り過ぎている人にいくような状況が起きてくる頃だろうなとも思います。お体に気をつけて下さいね。

何はともあれ頑張ろうにも頑張る方向性が具体的に見えてこないと、無闇に疲れるだけです。私も一生懸命考えて、自分なりに日本の明日を考えてブログに書いていきたいと思います。

投稿: 東大パパ | 2011年4月12日 (火) 23時41分

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