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2011年8月の4件の記事

2011年8月 1日 (月)

みんなちょっとずつ特別 良い意味でも悪い意味でも

大阪に住んでいた頃のマンションは、隣の建物に怪しい新興宗教の道場が入居していました。

休日になると、集められた信者の子ども達がリコーダーで「世界に一つだけの花」を練習する音が延々と聞こえてきました。以来、「世界に一つだけの花」が嫌いです。

花と言えば、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」というアニメを見ました。最終話で随分泣いてしまいました。岡田磨里さんという脚本家が担当した作品です。岡田磨里さんの作品として他に「放浪息子」も最近見て、これまた良かったです。

岡田さんは、人間の業を丁寧に描いてくれます。最初に強烈な業を抱えた主人公が登場します。他のキャラクターは主人公を遠巻きに見ています。でも、何だかんだで主人公との距離が近づいてきて、それにつれて他の登場人物も実は抱えていた業が明らかになってくるという展開が多いです。

何だかんだでまわりのみんなも業を抱えているわけですから、最終的には、最初強烈に見えていた主人公の業が、ちょっとした個性にしか見えなくなってしまいます。しかも、とっても愛おしい個性です。

ただ、そのちょっとした個性を、「世界に一つだけの花」と表現してしまうのは、過剰に美しいと思うのです。美しすぎて、怪しい人達に都合良く利用される危険性が大きいと思うのです。

一方で岡田磨里さんの作品は、人間の業が生み出す痛みを、どこかできちんと強烈に格好悪く描いています。だからこそ、その業が強さとして発揮されたときの美しさが際立つのです。

うちの子は、世界に一つだけの花なんて大したものじゃありません。

うちの子も、よその子も、みんなちょっとずつ特別です。良い意味でも悪い意味でも。

その程度でいいと思うし、それがちょうどいい美しさだと思うのです。

 

「放浪息子」と「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」は、女性でも見やすいというか、むしろ少女漫画に近い世界なので、レンタル店などで見かけたらぜひ。

ちなみに、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」のエンディングテーマはZONEの名曲「secret base~君がくれたもの~」のカバーです。あの歌がヒットした2001年に「10年後の8月また出会えると信じて」と歌われてから、とうとう10年が経って8月が来てしまいました。当時、この曲は「キッズ・ウォー3」の主題歌で、子役として主演していた井上真央ちゃんも、今や朝ドラで母親役という…。

カバーされた「secret base~君がくれたもの~」のCDを思わず買ってしまいヘビーローテーションで聞いています。やっぱり名曲ですね。

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2011年8月19日 (金)

軽井沢おもちゃ王国は森の体験が楽しい

Omochadaia

5月の平日に軽井沢おもちゃ王国に行ってきました。夏休み前に記事にする予定がすっかり遅くなってしまいました。一言でまとめると「森の体験ゾーンが出来た今ならオススメできる遊園地」です。

Omochasiruba

おもちゃ王国と言えば、大量のおもちゃが用意されている部屋で遊べるのが売りです。シルバニアファミリーやプラレールで、きょーちゃんやだいくんは楽しそうに遊んでいました。

Omochakanran

Omochaasama

観覧車にも乗りました。浅間山の雄大な景色は圧巻です。透明のゴンドラもあります。

ただ、ディズニーランドに行きまくっているきょーちゃんにはしょぼく見えたのか、乗り物系アトラクションには、ほとんど乗りたがりませんでした。贅沢な話です。

ということで、これだけなら、おもちゃ王国は一回来たら十分かなって感じだったのですが、今年の春に完成したという森の体験ゾーンが楽しかったので、また来たいねという話になりました。

Omochamorinoie

けっこうな広さの敷地が、アスレチックコースというか、子ども心をくすぐる感じの森になっています。時間制で料金が発生しますが、フリーパス券があれば大丈夫。

Omochaasre

Omochadaiasre

Omochahutariasure

ヘルメットやひじサポーターを貸してもらって、きょーちゃんもだいくんも、それはそれは楽しそうに遊んでいました。平日で空いていたのも良かったです。混み合うとツリーハウスに上るのに人数制限がかかってきたりして、ちょっと厳しいかも。

Omochamakiwari2

Omochamakiwari

一番楽しかったのは、薪割り体験でした。毎日のように開催されている自然体験教室に、当日申し込みで参加できるのです。きょーちゃんもだいくんも上手にマキが割れてご満悦。

Omochanenrin

年輪について教えてもらったり、木の種類ごとに香りの違いを楽しんだり。なかなか貴重な体験。

平日とは言え5月の行楽シーズンなので、先着順の申し込みを入園早々に慌ててやったのですが、フタを開けてみれば枠にまだたくさん余裕がありました。うちと同じくらいのお年頃の子どもが、それなりに入園していたのに。

申し込まない親の気持ちも分かります。この手の体験教室って、小学生以上じゃないと楽しめないものが多いんですよね。幼児が無理に参加するとグダグダになって、やらなきゃ良かったってことになるという…。

うちはグダグダになったら途中で退散しようと思って参加したのですが、2歳のだいくんも至って普通に楽しめる内容でした。おもちゃ王国のメインの客層が幼児であることを考えると当たり前かもしれませんが、幼児でも参加可能な体験教室って本当に貴重ですよね。

Omochaebihurai

帰りには子ども達が自分で作った木のメダルの他に、おもちゃ王国の敷地で拾ったという森のエビフライをもらえました。

リスが松ぼっくりを食べて残った芯がエビフライそっくりになるのだそうです。

さて、今度はいつ行こうかな♪

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2011年8月20日 (土)

ひきわけ遊び

私ときょーちゃんでゲームをしていて、引き分けになってしまいました。

「きょーちゃん、引き分けだね。」

「引き分けって何?」

「どっちが勝ちでも負けでも無いってことだよ。お父さんときょーちゃん、どっちも勝ちでどっちも負けってことだよ。」

「…。」

「そうだ!引き分け遊びしようか!?」

「うん!」

ということで始まった引き分け遊び。私が即興でひらめいた遊びです。

「きょーちゃんとお父さんでかけっこするんだよ!でも、わざと引き分けにするんだよ。一緒にゴールしなきゃだめなんだよ。じゃあ、あっちの壁まで、よーいドン!」

最初はワケも分からず走っていたきょーちゃんですが、あっちの壁とこっちの壁を行ったり来たりしているうちに、私の意図と引き分けの意味を体感してくれました。

それどころか、きょーちゃんから画期的なアイデアまで飛び出したのです。

「ねぇ、ねぇ、お父さん、手をつないで走ったら引き分けになるよ。」

「おお!いい考えだね!じゃあ手をつないで、よーいドン!おお!ばっちり引き分けになった!イェーイ!」

ということでハイタッチ。楽しいですよ。

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2011年8月21日 (日)

コミュニティーの意味

「女子の力学とガリ勉」「良識派の見解」の記事に対する反応で目立ったのが、

「同調圧力に振り回される古臭いコミュニティー的な考え方が気持ち悪いバカらしい」

というものでした。実は、無意味な古臭いコミュニティーなんて無くなってしまえばいいという意見には私も賛成なのです。

ただし、古臭いけれど意味のあるコミュニティーもあって、そうしたコミュニティーまで一緒くたに否定してしまうのは愚かだと思っているのです。

古臭いコミュニティーの意味を身にしみて理解するようになったきっかけは、まだ田んぼが残っている地域に引っ越して、町内会の役員当番がまわってきたことでした。

町内会の運動会まであって、随分と町内会活動が盛んな地域だなぁと思っていたものの、それがどうしてなのかがイマイチ理解できていませんでした。

そんな中で町内会の役員会議に参加したところ、会議の一番最後に「用水路当番をこれまで通りに田んぼを持っている人だけの小委員会で運営していきますけど、いいですよね?」という議題が出てきて、あぁ、そういうことかと納得したのです。その小委員会の方が本体なのです。

地域コミュニティー構成メンバーの多くが米作りをしている地域において、用水路の管理はみんなにとって重要で、地域コミュニティーでの話し合いでしか解決出来ない問題です。だからこそ、町内会活動が盛んだったのです。

逆に考えると、用水路管理のような核となるミッションが無くなってしまった地域コミュニティーなんて、みんながそっぽを向くのが当たり前で、それを何とか成立させようというのは無理な話なのだということも身にしみて思いました。

都市部の町内会のほとんどは、町内会を維持することが目的の町内会になり果ててしまっていて、その無意味さにうんざりしている人が多いのも当然です。

今回の大地震で潮目が変わりつつあるとはいえ、今さら地域コミュニティーを活性化するのはかなり厳しいと思います。みんなが分かりやすく受益者になれる地域全体で取り組むべきミッションがあればいいのですが、農村における用水路管理ほどうってつけのミッションはなかなか他にありません。

買い物難民の問題などは、うまくやればいいミッションになりそうなのですが、いい調理法がまだ見つかっていない印象です。

実は子育ては、子ども会活動や子どもの見守りなど都市部の地域コミュニティーの核となる重要なミッションだったと思うのですが、少子化が進んでしまって、住民共通のミッションたりえなくなってしまいました。

さて、私は何だかんだで地域コミュニティーはあった方がいいと思っています。どんな問題を、どんな切り口で住民共通のミッションとして設定すればいいのか、これから考え続けていきたいと思います。

いつか年寄りとなる私たちが、年寄り同士、ご近所同士支えあって生きていく仕組みを作らないと、未来のきょーちゃんやだいくんがいくら税金を払っても足りなくなるのは目に見えているのですから。

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