日本脳炎やポリオのワクチンの判断を迫られる辛さ
厚生労働省が出している日本脳炎ワクチン接種に係るQ&Aが今年の7月に改訂されていました。
去年の6月にきょーちゃんが日本脳炎の予防接種を受けるに当たって悩んだ経緯をまとめた過去記事を読み直していて、平成22年4月改訂版がリンク切れになっていたことから気付いた次第です。
「日本脳炎予防接種 受けさせない」といった検索ワードで読みに来る方が多い記事です。多くの親御さんが悩まされる問題です。
改訂によって何が変わったかというと、22年6月の時点では新ワクチンは第2期の接種には使用できないとされていたのが、22年8月27日から使用可能になりましたよというのが大きな違いです。
その他にも色々と変わっています。以前の版を保存していなかったので記憶が頼りですが、読み終わっての印象が大きく変わったように思います。
以前の版は、誰かから怒られたときに言い訳が出来るようにということだけを考えて書かれているようにしか思えませんでした。情報はきちんと提示したというアリバイを、いかに情報をきちんと伝えないままに成立させるかと、後ろ向きに知恵を絞って作文した感じです。
一方、新しい版からは開き直りを感じました。
副作用が一切無いなんて言えるわけが無いというか、そんなわけないのですが、何か問題でも?
というメッセージが伝わってきました。
もはや、これからは、その方向性でいいのだと思います。
政治が担う使命は、
「リスクをゼロにして最大の成果を得ること」
ではなく、
「リスクと成果の最適のバランスをとること」
なのですから。
この「最適」の解釈の仕方が、例えば中国と日本では大きく違うわけで、国家体制や時代背景によって大きく違ってくるわけですが、どちらにしろリスクがゼロになることはあり得ません。
「リスクがゼロ」だと言い出したら、すぐに胡散臭い話だと気をつけなければいけないわけですが、そんな胡散臭い話の方が好きなのが人間の業です。
そして、子育て家族にはおなじみの「ポリオワクチン」について、また世の中が大きく動いていて、親としては非常に悩ましい事態となってきました。
日本で現在使用されている生ワクチンはリスクが高いから時代遅れであり、よりリスクが低くて同様の成果が得られる不活化ワクチンを採用すべきである、という声が大きくなっているのです。
10月18日に神奈川県知事が、国の方針を否定して神奈川独自に不活化ワクチンの積極利用を推進していくと宣言して、いよいよ問題は大きくなってきました。
親としては泣きたくなってしまいます。何を信じたらいいのか分かりません。でも、情報開示を進めた上で、個人がそれぞれ独自に判断して行動を決められるようにするという、個人の選択の多様性を認めるという方向に時代が進んでしまっているので、やるしか無いのでしょう。
要は、国が判断した「最適」のバランスが信用ならないからと、個人で考える時代になりつつあるということです。政治不信です。
私の予想では、この後、
個人で考えるというトレンドがどんどん進んで、
進みすぎてみんなが疲れ果てて、
一方で力を合わせるからこそ発揮できる強大なパワーで突き進む中国がうらやましく思えてきて、
揺り戻しで何か全体主義的な勢力が国内でいたずらに伸びてしまって、
何か悲惨な事件につながって、
さてどうしたものかとふりだしに戻ると思います。
そんな脱線はさておき、とっくにポリオワクチン接種は済ませてしまった我が家ですが、今のタイミングで接種だった場合は、悩んだ末に現行ワクチンを受けさせると思います。日本脳炎ワクチンについては、だいくんにも受けさせる方針です。
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