025誰もいなくなった客席
(「000東大パパ」から続けて読んだ方が楽しめます)
THE MANZAI 2011では、ナイツが底力を見せつけました。一緒に渋谷でお笑いライブをやっていた塙君が、すっかり人気者になりました。売れて本当に良かった!
優勝賞品としてフジテレビのレギュラー番組を獲得したら、浅草の寄席の師匠達をテレビに出しまくる構想を語っていましたね。とっても面白かったナイツですが、優勝させてもらえず残念。
浅草の師匠と聞いて思い出すのが、とある手品師の伝説です。
その手品師の名は、ダーク大和。一世を風靡した昭和の名人です。
浅草の木馬亭という寄席で、ダーク大和師匠が手品を披露していた時のこと。
その日の師匠の出し物のクライマックスは、箱の中に入った人が一瞬で消えてしまうという手品。消えるのは客席から舞台に上げたお客さんです。
その日は平日の昼間で、お客さんが極端に少なかったのですが、師匠はいつもと変わらず全力で手品を披露します。
そして、いよいよクライマックス。舞台袖から見ていた後輩芸人達は、度肝を抜かれたそうです。
たった一人しかいなかったお客さんを手品で消してしまったのですから……。
(「026五歳児の皮肉と反撃」につづく)
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