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2012年1月の6件の記事

2012年1月 7日 (土)

026五歳児の皮肉と反撃

「000東大パパ」から続けて読んだ方が楽しめます)

「イズミちゃんは、早く始めてるからね。仕方ないんだよ。」

というのが、きょーちゃんの決まり文句です。

スイミングスクールで、きょーちゃんは昇級試験に合格出来ないのです。同じ幼稚園のイズミちゃんは、とっくに昇級しています。イズミちゃんの方が半年早くスイミングスクールに通い始めました。

私も妻も特に急かしたりはしていません。しかし、仲良しのイズミちゃんと別々のレッスンになってしまうわけで、五歳児なりに色々と思うところはある様子。

一方、きょーちゃんは、縄跳びでは目覚ましい進歩を遂げています。登園してみんなが揃うまでの時間は縄跳びが推奨されているらしく、一定の回数を跳ぶと名札の裏にシールを貼ってもらえるのだそうです。

バス通園組であるきょーちゃんは真っ先に登園することになるので、縄跳びがどんどん上手になり、名札の裏のシールも順調に増えています。

一方、イズミちゃんは時間ギリギリにお母さんに連れられて登園することが多いので、縄跳びに取り組む時間がほとんどありません。

そんな二人が、いつものようにスイミングスクールに行ったある日のこと。二人とも幼稚園帰りなので制服のままです。

イズミちゃんが、

「きょーちゃんは、なかなか昇級できないね。」

とちょっとした皮肉を言ってきたのだそうです。

妻は、気の弱いきょーちゃんのことだから言われっぱなしなんだろうなと思って見ていました。

しかし、きょーちゃんはイズミちゃんの名札を裏返して言い返したのでした。

「シール無いじゃん。」

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2012年1月 8日 (日)

絆という呪い

「絆」という言葉は「しがらみ」という悪い意味を本来は併せ持っている。

団塊の世代は、そんなしがらみを切り捨ててきた世代だ。

「絆」を「連帯」に置き換えて闘争するのが彼らの青春時代だった。自分の意志と関わりなく絡め取られる「絆」を引きちぎり、自分の信念によって選び取る仲間との「連帯」を結び直したのだ。

しかし、闘争に敗北しつつも生活が豊かになるという不思議な時代の中で、絆はもちろん連帯もどこかへ消えてしまった。

しがらみの最たるものである親の介護を、時代の流れだからと色々と見て見ぬふりをして、ちょうど乗り切ったところというタイミング。

そこで起きた東日本大震災。

巻き起こった「絆」の大合唱。

「連帯」に宗旨替えしたはずの団塊の世代までが「絆」と叫ぶ。

今度は自分達が介護してもらうタイミングだから。

あまりにも虫のいい話だけれど、大丈夫。

絆という一種の呪いは、代々繋がってくるという禍々しい儀式を経るからこそ力を発揮するものだから。

そしてこれから、絆の新しい形の模索が始まるだろう。君が生きる未来は、新しい形の絆でお互いを必死に縛り付けあう過渡期になるだろう。新しい呪いの仕込みの段階だ。

過渡期なればこそ、呪いが悲しい事故を生むことも多いと思う。

だから、すっかりキレイにお化粧された「絆」という言葉の本質は「呪」であると知っておいて欲しい。余計な悲劇に巻き込まれるリスクをぐっと低くしてくれるから。

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2012年1月14日 (土)

打倒クーピーのポンキーペンシル

Ponkipet
ポンキーペンシルでペットボトルに書いてみました。

三菱鉛筆が昨年末に発表した高機能色鉛筆です。

プレスリリース三菱鉛筆株式会社 『ポンキーペンシル』

ネットショップでは発売後すぐに完売してしまったので、地元の文具店やホームセンターを探し回ってやっと手に入れました。

教育現場で広く使われているサクラクレパスのクーピーペンシルに取って代わることを目指した野心的な製品です。文房具好きとしては何が何でも使ってみたかったのです。

Ponkisaki
全部が芯のクーピーとよく似ているものの、特殊な紙を周りに巻き付けることで折れにくくしてあります。

このロール加工のおかげで安心して芯を軟らかくできるのか、とにかくソフトな書き心地で、最初の写真のようにペットボトルなどにもしっかりと書けます。

Ponkinuritsubushi
面を塗り潰すのもお手の物。色画用紙に描いてこれだけ鮮やかに発色するなんて、これまではサクラクレパスの独壇場でした。

Kamenriderforze
きょーちゃんがポンキーペンシルで描いた仮面ライダーフォーゼです。細かい部分もばっちり描写できています。細い線を描けるのはポンキーペンシルならでは。12色セットには専用の鉛筆削りも付属しています。

ライバルであるサクラクレパスとクーピーペンシルのいいとこ取りをした素晴らしい画材に仕上がっています。筆圧が強い子どもはクーピーを折ってしまうことも多いですから、耐久性の面でも魅力的です。

一方でサクラクレパスの色数の多さも捨てがたい!文具メーカーの切磋琢磨のおかげで、図画工作がますます楽しくなりそうです。

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2012年1月27日 (金)

おはじき

Ohajikiyubisen
家族みんなでおはじきをしました。楽しいです。

きょーちゃんは、大人が手加減すれば同じルールで勝負が成立する感じ。5歳児が挑戦するのにちょうどいい遊びだと思われます。だいくんはでたらめに弾いてしまうので、まともに弾けたら当たろうが当たるまいが成功と見なす特別ルール。

妻はおはじきで遊んだ記憶が無いとのことで、私が子どもの頃に遊んでいたルールを採用。一般的なルールだと思われます。

1.おはじきを適当にぶちまける。

2.ぶつけるおはじきのねらいを定める。指で弾くおはじきと、ぶつける予定のおはじきとの間を指で横切る。おはじき同士が接近し過ぎているなどで、横切る指がおはじきに触れてしまったら失敗で順番が次の人に移る。

3.おはじきを指で弾いてねらいのおはじきに当てたら、そのおはじきを手元にもらえて得点となる。成功しても失敗しても一度弾いたら順番は次の人へ。弾いたおはじきと当てたおはじきのどちらをもらうかは、我が家の場合はどちらでもOKということに。

4.指で弾いたおはじきやねらったおはじきが、勢い余ってそれ以外のおはじきに触れてしまったら失敗。

5.続けていくと、最後は必ずおはじき1個が場に余ることになる。その状態で順番が回ってきた人は、目をつぶった状態でおはじきのまわりを指でなぞって特定の動きをして、指がおはじきに触れなければ成功で、そのおはじきを手元にもらって得点に出来る。特定の動きとは、我が家の場合はちょきの手でおはじきのまわりを一周した後、人差し指と中指の間におはじきを通してなぞる。

6.場のおはじきが全部無くなったら終了。手元のおはじきを数えて得点が最も多い人が優勝。

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2012年1月28日 (土)

リーダー的存在(笑)

住んでいる集合住宅の前を朝から雪かきして帰ると、妻からあからさまに心のこもっていない

「お疲れさま。」

の声。案の定、我が家が当番でもないのに私が一人で雪かきしたことが気に入らない様子です。

雪かきは当番制になっているのですが、子どもの居ない入居者が増えたことで、制度は完全に崩壊してしまっています。

「そんな顔したって、誰かがやらなきゃ困るでしょ!だったら俺がやるんだよ!」

「なんでうちなのよ!小学生の子どもがいるところがやればいいと思うんだけど。」

雪かきされないことで一番困る世帯がやりたければやればいい、うちは当番の日だけで十分というのが妻の主張です。雪かきされず通路が滑りやすくなった場合、転倒して怪我する恐れが一番高いのは小学生です。きょーちゃんやだいくんのような幼児は大人と手をつなぐから大丈夫だと言うのです。

もはや、「使命」だからやるのではなく、「対価」を得られるからやるという考え方が大原則の時代だとは私も思います。雪かきも受益者負担なわけです。となると、子どもの居ない世帯が雪かき当番を無視するのは、どうしようもありません。大人はとりあえず歩ける程度の中途半端な積雪量の地域なので、大人だけの世帯は雪かきの必要性を感じていないのです。

そして、小学生の居る世帯も当番以外は出てこないため、放っておくと通路はぐちゃぐちゃのつるつるになってしまいます。そんな状況でも、小学生が必ずしも怪我するわけではない、あくまで危険が高まるという問題ですし。

だからこそ自分が率先してやるというのが私の昔からの流儀です。小学生の頃から常に学級委員で無闇にリーダー的存在だった私は、何でも自分が多めに負担するのが当たり前でした。自明の理だと思っているので、自分の負担が比較的多いことにはストレスを感じません。あくまで相対的に多いだけで、自分が破綻する量を担うほどバカでは無いですし。

一方で、最近の妻は幼稚園の父母会で何か役割を担わされそうで憂鬱だとぼやきっぱなしです。行事の準備で誰かに指示を出すような立場なんて絶対に勘弁してほしいそうです。自分の負担が他人よりわずかでも多いと感じた途端に、それがすさまじいストレスになってしまうのです。

「俺がこうしてリーダー的存在のありようを背中で示しつつ教えていけば、きょーちゃんやだいくんは花子みたいに悩まないですむように育つよ!リーダーシップとって率先してやるのが当たり前になっちゃえば、人生はむしろ楽なんだって!」

「はぁ!?あなたの流儀を子どもに押しつけるのは止めてって言ってるでしょ!じゃあ、あなたの両親も同じようにやってたって言うの!?」

「……。や、やってたよ!おふくろは親戚とか職場の貧乏くじを黙って引いて淡々とこなしていて、だから最終的に誰よりも信頼されるんだなぁって思っていたし。おやじはヘタレなりに得意なことは率先して引き受けるタイプだから何だかんだで許される感じだったし。まぁ、二人ともリーダー的存在では無いけど……。」

「そんなご両親に同じように育てられた弟さんや妹さんは、結局、あなたと全然違う感じに育っているじゃない!あなたは生まれつき、そういうのが好きなだけなの!それを子どもたちに強制されても困る!って言うか、リーダー的存在(笑)いいように利用されるタイプってだけだよ。学級委員ってそうやって押しつけるもんじゃん(笑)」

「そういう学級委員もいるけど、俺は違うの!俺は昔も今も本当の意味でのリーダー的存在なの!」

「じゃあ、何で出世しないの?(笑)」

「これからするの!だって、リーダーにするなら俺みたいな人の方が色々な意味で仕事がやりやすいと花子も思うでしょ!?」

「いや、まぁあなたは偉いと思うし、世の中にはあなたみたいなタイプも必要だと思うよ。でも、普通は利用されておしまいだって。とにかく、きょーちゃんやだいくんに、それを強制するのはダメだって。」

ということで、お互いの価値観を思う存分ぶつけ合って、お互いそれなりに理解を深めつつも譲らない、いつもの感じで何となく仲直り。

妻も、私が好きでやっているだけだという姿勢を徹底してくれれば文句は無いとなったので、これからも私は率先して雪かきをしていきます。

「情けは人のためならず」の真理というか、率先して多くを負担する人が結果的に得をする(こともある)という世の中の理は、種を蒔いて収穫するまで10年単位でかかるのが当たり前です。何年も背中を見せ続ける親だからこそ、子どもに教えてあげられることです。

そのためにも、単なるお人好しで終わらないように、私も収穫まで頑張らなきゃいけません。何だかんだ言って、それなりのしたたかさが無いと、妻が言うように利用されておしまいです。

確かに私も言葉が足りませんでした。単に人より多くの負担を引き受けるだけでは、今の時代、お人好しとして利用されるだけです。目指すべきは「したたかなお人好し」でした。好んでリーダーになるかは別として、「したたかなお人好し」でなければ、誰もリーダーとして認めてくれず、ミッションを成功に導くことは出来ません。

まぁ、私も、取引先の人が敷地の前を多く通りかかる時間帯に限って、雪かきがしたくなるわけですが(笑)。

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2012年1月29日 (日)

色をテーマにした傑作の謎解き

リアル脱出ゲームをやりたいときょーちゃんがリクエストしてきたので、久しぶりに謎を考えました。

参考過去記事「我が家でリアル脱出ゲーム」

今回は「色」をテーマに、前々から練っていた構想を謎にしました。

私ときょーちゃんが謎を考えて仕掛ける側、ママとだいくんが謎を解く側です。

Husawashiimama
「ふさわしいひとにわたせ」と書かれ、色のついたクラフトテープが意味ありげに貼られたカード。宝の地図に従ってタンスを探すと見つかるカードです。

参考過去記事「貼るだけで作品になるクラフトテープ」

Husawashiikyo
タンスをどんどん探していくとカードが更に見つかります。

Husawashiidai
それぞれのカードの写真は、既にふさわしい人に渡された様子です。

Husawashiipapa
カードは全部で4枚。我が家の家族は4人。

カードを見つけたママは、とりあえず手当たり次第にきょーちゃんに渡そうとして、

「それは、きょーちゃんにふさわしくありません。」

と断られたりしているうちに謎が解けたのでした。すべてのカードをそれぞれふさわしい人に渡すのを確認したら、きょーちゃんが脱出の鍵を渡すという仕組みです。

この日は、たまたま家族みんなの服がクラフトテープで表現しやすかったのがラッキーでした。私の服だけが微妙でしたが、それもまた一興。

謎を仕込む段階で、きょーちゃんに構想を語って一緒にカードを作ったところ、思っていた以上にしっかりと意図を理解し、どの色のテープを使うべきか意見を出してくれたのでした。目が輝いていました。

色のついたクラフトテープを単純に切って並べて貼っただけで、なぜか洋服に見えてきてしまう不思議。

このアイデアは

過去記事「色画用紙落ち葉の貼り絵」

のコメント欄で浮かんだものです。我ながら傑作の謎でした。

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